信仰告白(基本信条)

ルーテル教会は、新約・旧約聖書を信仰と生活の第一規範とし、使徒信条、ニケア信条、アタナシオ信条、アウグスブルグ信条、同弁証論、大・小教理問答、シェマルカルド信条、和協信条を第二の規範として告白しています。


使徒信条
天地の造り主、全能の父である神を私は信じます。
そのひとり子、わたしたちの主 イエス・キリストを、私は信じます。主は聖霊によってやどり、おとめマリヤから生まれ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死んで葬られ、陰府に下り、三日目に死人のうちから復活し、天に上られました。そして全能の父である神の右に座し、そこから来て、生きている人と死んだ人とをさばかれます。
聖霊を私は信じます。また、聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪のゆるし、からだの復活、永遠のいのちを信じます。


ニケア信条

天と地と、すべての見えるものと見えないものの造り主、全能の父である唯一の神を私は信じます。
唯一の主 イエスキリストを私は信じます。主は神のひとり子であって、すべての世にさき立って父から生まれ、神の神、光の光、まことの神のまことの神、造られたのではなく、生まれ、父と同質であって、すべてのものは主によって造られました。主は私たち人間のため、また私たちの救いのために天から下り、聖霊により、おとめマリヤから肉体を受けて人となり、ポンテオ・ピラトのもとで私たちのために十字架につけられ、苦しみを受け、葬られ、聖書のとおり三日目に復活し、天に上られました。そして父の右に座し、栄光のうちに再び来て、生きている人と死んだ人とをさばかれます。その支配は終わることがありません。
主であって、いのちを与える聖霊を私は信じます。聖霊は父と子から出て、父と子とともに礼拝され、あがめられます。また、預言者をとおして語られました。
唯一の、聖なる、公同の、使徒的な教会を私は信じます。
罪のゆるしの唯一の洗礼を私は受けいれます。死人の復活と来たるべき世のいのちを待ち望みます。

 

※表題の画像は1730年にドイツで発行されたアウグスブルク信仰告白の起草200周年記念の銀メダルです。表にはザクセン公ヨハン・フリードリヒとルターが、裏には契約の箱がデザインされています。
Silbermedaille 1730. (v. Vestner) auf die 200-Jahrfeier der Übergabe der Augsburger Konfession. Johann Friedrich von Sachsen und Luther halten ein Buch mit AVG CONF.